理解してもらえる根拠の作り方
「君の言っていることはわけがわからないよ。根拠を示してよ」
似たようなこと言われた経験ありませんか?
自分ではわかりやすく説明したつもりでも伝わっていないときってありますよね
そうならないためには一体どうしたらいいのでしょうか
実はとてもシンプルなことを意識するだけで、わかりやすい説明ができるようになります
意識することは3つだけです
主張、事実、理由づけ、たったこれだけです
これらの3つが満たされれば自分の考えを理解してもらえます
逆に言えば、何か一つでも足りないと相手には理解されません
主張だけでは根拠が曖昧です
事実だけでは何を伝えたいのか分かりません
理由づけだけでは何について話しているのか分かりません
なのでこれらが揃って始めて理解出来る説明になるのです
例えとして、「未成年者の飲酒はダメ」と主張したとします
これだけでは、相手は「なぜ未成年者の飲酒はダメなの?根拠はあるの?」と疑問に思うかもしれません
理解してもらうには根拠を示す必要があります
そして根拠とは、事実と理由づけの2つを表します
さらに表面的な説明だけでは相手は納得してくれません
例えば、「未成年者の飲酒はダメ」という主張に「未成年者の飲酒は法律で禁止されている」
という根拠を付け足したとします
これではなるほどと納得してくれる人はいません
むしろ、「俺は体格がいいからお酒を飲んでも大丈夫」と主張する人が出てくるかもしれません
なので、なぜそのような法律になったのかという、本質的な説明をしなければなりません
例えば、「見た目は大人の体格でも、内蔵や精神は子供なので飲酒をすると悪影響がある」こんなふうに本質的な説明をすれば、より相手に理解してもらえるでしょう
主張として、未成年の飲酒はダメ
事実として、体格は大人でも、内蔵や精神は子供なので飲酒は悪影響がある
理由づけとして、子供の命や健康を守りたい
まとめてみると
「未成年者の飲酒はダメだと思います。なぜなら未成年者はたとえ体格が大人でも、内蔵や精神が子供なので飲酒には悪影響があるからです。子供の命や健康を守るためにも、未成年者の飲酒はダメだと思います」
3つが揃ったので、より説得力のある説明ができたのではないでしょうか
これから説明や自分の意見を言う際には、事実と主張と理由づけを意識してみてください
あなたの説明力がぐんと上がるはずです
今日の参考にした本は別所栄吾さんの書かれた、「お前の言うことはわけがわからん!と言わせないためのロジカルな話し方超入門」です
この本はなぜ相手にうまく説明が伝わらないのかを、具体例と図で直感的にわかるように解説されています
非常に読みやすく、頭にすっと入ってくるのでオススメです