ヒトノコの日記

読書好きの19歳です

自尊心より他尊心

 

自尊心を高めようという本は沢山ありますが、

果たして自尊心だけ高めることに本当に価値はあるのでしょうか?

 

私はそうは思いません

 

自尊心だけを高めたら、人は自分だけが素晴らしい存在であると勘違いをし、自らの価値を主張するようになります

 

そんな人を尊敬し、その人のために何かしてあげようと思う人が何人いるでしょうか

 

私たちは、自分以外の人のおかげで、どれだけ幸せで豊かに暮らせているのかを知らなければなりません

 

椅子やテーブルなどの家具や衣服、毎日の食事や本、携帯など身の回りにあるたくさんのものは全て、私以外の誰かによって作られたものです

 

過去や現在を生きる世界中の人によって生み出された恩恵を享受しているのです

 

まずはそのことを理解しなければなりません

 

他者の恩恵に囲まれながら、自らの価値だけを主張する、自尊心だけが高い人間にはなってはいけません

 

身の回りにある恩恵に感謝し、それを作り出した他者に敬意と尊敬の念をいだける、他尊心を持たねばなりません

 

そして、そんな素晴らしい他者と同じように、自分自身のことも慈しむ心を持つのです

 

まずは他尊心を高め、それに追いつけるように

自尊心を高めるのです

 

真の成功を手に入れるのは、そのことを最もよく理解している人ではないでしょうか

 

今日の読書は喜多川泰さんの書かれた、

「賢者の書」

です

 

イードと呼ばれる少年が、8人の賢者と出会い成長していく物語です

 

今回は、第3の賢者の話をまとめました

 

周囲に溢れる恩恵に感謝することの大切さを

学ぶことが出来ました